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2020年01月20日

11月25日のコンサートのご報告

11月25日のコンサートのご報告
11月にパレット市民劇場での「琉球文明の発見」出版記念 海勢頭豊コンサート。
平日にも関わらず、多くの皆さんにお会いできました。ありがとうございます。

76歳になると少し昔を振り返って話すだけでも時間を取られてしまうのですが、それがさらに古代にまで遡るとなるといくら時間があっても足りません。
それで、藤原書店のご協力頂いて「真振(マブイ)」「龍宮神黙示録」「琉球文明の発見」と出版させて頂きました。

ジュゴンを守るためには、沖縄の平和を守るためには歴史的な認識を共有する事が不可欠だという思いからです。
生まれ育った平安座島での体験を始め、歴史や政治に翻弄されながらも今も島々で続く神事。
縄文時代から現在、と長く続く歴史を紐解いて、何が大切なのか、をコンサートで共有したいと願いながら歌いました。

11月25日のコンサートのご報告
勝連の平安名に伝わる神歌、久高島に伝わるティーラーウガミの神歌に残る「赤碗の世直し」のフレーズを音律も含めて紹介したり
11月25日のコンサートのご報告
11月25日のコンサートのご報告
中村一雄氏に「散山節」「仲風」を紹介して頂いたり
11月25日のコンサートのご報告
11月25日のコンサートのご報告
新曲も含めて全部で20曲ほど、歌いました。

11月25日のコンサートのご報告沖縄タイムスと
11月25日のコンサートのご報告
琉球新報

琉球新報の記事で「みちさ」の名前が「かなさ」と書かれるアクシデントがありましたが、丁寧な記事ありがとうございます。

また、コンサートを聴きに来てくださった方が、タイムス紙の論壇や、新報のティータイムにコンサートや本の感想を寄せてくださいました。
とてもありがたく、嬉しいです。

毎年、映画の感想、歌の感想が新聞に投稿されています。本当にありがたい事です。
映画や歌を通じて、平和を求める心を少しでも多く未来に伝えていきたいと思います。
その為にも皆さん一人一人が沖縄の歴史に真剣に向き合う事が必要です。

コンサートの少し前に、友人で書家の豊平豊雲氏が亡くなりました。
映画、バレエ公演、今回の本の題字も、また「琉球文明の発見」を出版する甲骨文字について調べてくれた友人でもあります。
いつも月桃や喜瀬武原を歌ってくれる、同志でした。
残念ですが、本当に良い友人に恵まれたと思います。心からのご冥福をお祈り申し上げます。
これからも沢山の友人たちと頑張っていきたいと思います。
グスーヨー、マジュンチバラナヤーサイ!



Posted by umisedo at 13:50│Comments(0)ジュゴン公演
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